目玉屋ぬいの研究室

kawaiiものとdarkなものを研究するブログです。ユックリしていってね(今まで雑記ブログでしたが、ようやく方向性が定まりました)

「パプリカ」って映画観たことある?今は亡き天才・今敏監督の映画を観て、広がった世界・・・

おはこんにちばんわ。

 

早速ですが、あなたは

 

「パプリカ」

 

って映画ご存知ですか?

 

「え、野菜か米津玄師しか思い浮かばないんですけど」

 という方もおいででしょう。

 

だってそうだよね。米津玄師さん、本当今人気ですもんね。最近の人はこっちの方が圧倒的に知っているでしょう。

 

でもノンノン。

 

映画のパプリカも良いのよ。

 

パプリカは、今は亡き今敏(こん さとし)監督の代表的アニメ映画作品。2006年に公開され、数々の受賞を果たしています。

 

どんなあらすじの映画かというと、

 

えー、・・・

 

以下、ウィキペディアから引用

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パプリカ/千葉敦子は、時田浩作の発明した夢を共有する装置DCミニを使用するサイコセラピスト。ある日、そのDCミニが研究所から盗まれてしまい、それを悪用して他人の夢に強制介入し、悪夢を見せ精神を崩壊させる事件が発生するようになる。敦子達は犯人の正体・目的、そして終わり無き悪夢から抜け出す方法を探る。

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というあらすじになっております(丸投げ)

 

一応、原作は筒井康隆の同名の小説ですが、基本のストーリーは押さえつつ、忠実路線よりも独自の解釈で、複数の脚本家と共にストーリーを構成していったそうです。

 

私がこの映画を知ったのは、その挿入曲からでした。

 

その名も、「パレード」。

 

そう、今年(2019)のフジロックで彗星のごとく現れ、強烈なインパクトを残して去っていった、知る人ぞ知る音楽使い、平沢進師匠の曲です。

 

この曲はかなりすごいですよ、言っとくけど。一度聴くと中毒になるかもしれないです。これぞ悪魔的です。

 

そんなパレードという曲を聴いてから、その世界観に圧倒され、関連動画を観たりして、ゲオでパプリカを借りて観るに至ったのです。

 

 

なんていうんだろう。

細かいところは忘れましたが、クレヨンしんちゃんの映画版みたいな、ちょっと怖い感じもあり、幻想的でもあり、アーティスティックでもあり、平沢進の音楽も相まって、すごく不思議な感じでした。

 

特に映像がすごい。パレードのシーンをYoutube先生で観て欲しいです。あれは、本当にアニメーター泣かせでした。冷蔵庫が歩いていたり、おっさんたちが笑ってビルから飛び降りたり、携帯電話の顔の高校生のスカートをサラリーマンが覗いていたり、カエルがラッパ吹いて歩いてたり、おじいちゃんの体が膨らんで破裂したり、もう、もう、悪夢そのもの。

 

でも、そんなめちゃくちゃなシーンなのに、すごくレベルの高い作画で描いているため、アニメーションとして成り立っているんです。そこが本当に素晴らしい。

 

また、そのような映像の凄さもそうですが、話としても面白いので、観る価値ありでしょう。今までに観たことのない世界観のはずです。

 

あと、主人公の声優の林原めぐみさんがぴったり。映像と話がすごいので、知っている声優さんがいるのは何故か少しホッとします 笑。ガンダムアムロ・レイ役の声優、古谷 徹さんも研究者役で出演しています。マツコさん並みの巨漢役ですが。

 

このパプリカの衝撃を経て、他の今敏作品も観るようになったのですが、この映画に出会えて本当に世界が変わりました。平沢進が好きになったり、ジブリやディズニー以外のアニメ映画に興味が湧いたり、筒井康隆も読みたくなったり、こんな面白い世界観があるのか、とまた新たな視点で世の中を見ることができそうです。

 

では、今日はこんなところで。ごきげんよう