目玉屋ぬいの研究室

kawaiiものとdarkなものを研究するブログです。ユックリしていってね(今まで雑記ブログでしたが、ようやく方向性が定まりました)

自己紹介&日本画について少し説明します。初心者カモン!

おはこんにちばんわ。

 

「ぬい」と申します。

 

こちらのブログに来てくださり、誠に感謝。

 

ていうかまだ全然書いてなくてすみません汗

 

以前、noteで書いていましたが、アフィリエイトがしたいので、はてなブログさんに引っ越しました。だからまだ引っ越した直後の部屋みたいな感じなんです。すまん。

 

早速自分語りになりますが、、私は普段在宅ライターをしています。よく学生に間違えられますが、一応四年生大学は卒業した身です。はい。なんででしょうね。身長も女子にしては普通より高めなんですが、大学四年で高校生に思われた時もあります。まだ社会にあまり出ていないから、あまちゃんなところがにじみ出てるんでしょうね。。。くうう。。。。

 

話を戻すと、在宅ライターって、文字単価が低いと、あまりお金になりづらいんですよね。楽しいけど。

 

なので、一緒にWebデザインの勉強もしながら、この金欠状態から抜け出そうと、もがいている最中なんです。

 

さてさて。

 

私が通っていた大学では、日本画を学んでいました。

でも日本画って、意外とどういうものか、知られていないのが現状なんですねー。

 

かくいう私も、日本画学科を選んでから、日本画について知りましたから、無理もありません。

 

では、日本画について私なりにざっとご紹介しちゃいましょう。でも、忘れている部分もめっちゃ多いし、ちゃんと知りたい方は、他の人に教えてもらった方が良いと思いますが。

 

1まずは紙を用意するんじゃよ

 

日本画では、オーソドックスな方法では、紙に描きます。と言っても、紙にも色々な種類があり、私が通ってた大学では「鳥の子紙」という安めの紙で描いていました。もっと高い紙には、「雲肌麻紙」とかあって、これはいつか使ってみたいと思っています。高いけど。うん。

 

あ、ちなみに日本画の先輩情報では、紙ってずっとそのまま置いておくと、紙と言えども「風邪を引く」ようです。これは、後で説明する「どうさ」という、紙に日本画を描けるようにするための液が、紙に塗っても抜けてしまう状態になってしまうこと。

どうさを上手く塗れないと、絵の具を塗っても流れたり、滲んだり、発色が悪くなったりするのね。こいつぁは困ったものですね。しかし、そのような状態にあえてすることで、独特のマチエール(絵肌)にする方法もあるみたいです。面白いね。

 

2次に裏打ちというめんどくさい工程をするのじゃよ

 

きましたよ。裏打ち君が。

 

この裏打ちがクセ者でねえ。工程がなかなか面倒で、私のような不器用な人にとっては、天敵的存在。

 

大学とかに行くと、100号(Fというサイズの種類だと1620cm×1300cm。一般的なドアの横幅を広くしたくらい)とか大きなサイズを普通に描くんですが、それくらい大きなサイズのものになると、紙を保護するためとか、長期保存のために、裏打ちという作業を行うんですよ。

しかし、30号くらいまでの小さめの大きさの絵だったり(30号はFサイズで910cm×727cm)、厚口の紙だと要らない場合もあります。よかったね。

 

で、早速やり方ですが、裏打ち用の半紙みたいな薄いもの(薄美濃紙や温床紙など)を、鳥の子紙に、貼るのです。ちなみに私はこの前、100円ショップの半紙で裏打ちしました。多分邪道。

 

そのために、でんぷん糊を溶かして、糊用の刷毛(さつもう、ではないです。はけ、です)で紙の裏側に塗って、橋渡しみたいな長い棒に紙の端をくっつけて、二人掛かりで本紙にそおっ・・・と接着するのです(この二人掛かりってのが苦手でな…)。私は糊を100均のでんぷん糊で代用しました。これも邪道?

 

 礬水(どうさ、と読むよ。書きづらいけど)を塗ろうぞ

 

さあ出てきました、どうさ。裏打ちが要らない小さめな日本画でも、どうさだけは塗らないとお話になりゃせんのです。これにはミョウバンが必要で、後で説明する膠(にかわ)という液体に溶かして作ります。

これをどうさ専用の刷毛で、パネルという木の板に水張りした紙に塗っていきます。これで、日本画を描くための「下準備の」下準備は終わりました。この後、ようやく着彩に入っていきます。

 

5とりあえず下地に水干絵の具塗っちゃおうぜ

 

まず、下地を塗っていきましょう。水干(すいひ)絵の具という、泥から作られる絵の具を塗っていきます。泥から作られるってちょっと面白いですよね。日本画は使う画材が自然物から作られるものが多いので、それが魅力の一つでもあるんですよ。

 

水干絵の具を溶かすのが、出ました、「膠(にかわ)」です。これは鹿やうさぎ、牛などの動物の皮から採れるコラーゲンを溶かしたものになっています。結構動物的な匂いがしますが、慣れると慣れます。お肌にどうぞ(冗談)。

でもね、水干絵の具って、粒状になった粉なんですけど、指で潰していかないと膠と混ぜた時にダマになってしまうから、指に色がガッツリつくんですよねえ。洗うのも大変。

でもコスパは良くて、少量でも結構広い範囲を塗ることができ、値段も安めです(15gで300円くらい)。

で、その水干絵の具をとりあえず一面に塗っておきます。

 

4下書き(エスキース)を写す

私が通っていた大学では日本画を描く前に、エスキースという下書きをカーボン紙で写してから描き始めました。描きたいものを写生して、それを拡大・縮小コピーやら反転コピーやらを行い、画面を作っていきます。そしてエスキースと水干絵の具を塗るのが終わったら、カーボン紙やチャコペーパーでエスキースを写していきます。

そしてそして、その下書きを終えたら、墨汁で下書きをなぞります。

これで、ようやく下書きが終了!お疲れ様でした。まあ、これからが勝負ですがね。

 

5岩絵の具さんの登場

まず水干絵の具で(またおまえか)、全体あるいは大きい面積を占めている部分を仮塗りします。その後に、ついに、ようやく、岩絵の具を塗っていきます。

岩絵の具とは、石から作られる絵の具です。これは少々お高いものも多くて、15gで4000円するものとかあるみたい。やばいっすよね。そういうものは、最後の仕上げにちょっと使ったり、ここはキメたい!と思ったところに使うなどするのが良いようです。

そんな岩絵の具を使って、水干絵の具を塗った下地の上に、ひたすらひたすら頑張って色を重ねて描き込んでいきます。

ちなみに、美術大学の生徒や教授などが研究して、日本画用に独自の絵の具を開発したりして、新たな絵の具が今でも生まれたりしています。エコ絵の具や胡粉絵の具(胡粉とは貝から作られる粉。下地に使ったり、色々使えるよ)とかね。

あと、チタンや金、銀などの粉を使ったりもできますし、金箔(これにも沢山種類があるよ)を貼ったり焼いたり、モデリングペーストでマチエールを作るなどもできます。紙だけでなく、木に日本画用絵の具を塗ってたりもできます。あと、絹本といって、絹の上に描くこともできますよ。

 

そう、日本画は自由自在に色々なものを塗ったり貼ったりすることができるのです!

 

それが日本画の面白さの一つでもあるんですよね。王道の伝統的な描き方を追求するのも素晴らしいですし、新たな日本画の道を切り開いていくのも楽しい。言ってしまえば、絵の描き方に絶対的なルールはないんですね。ただ、日本画を習っていた時は、使うアイテムの特徴や絵の具の扱い方などを教授にきっちり仕込まれました。なので新しい表現をしたい時は、基本をしっかり理解し身につけた上で、新たな描き方模索すると、より良いのではないかと思います。

 

ふう。長かった。ここまで読んでくれたかなあ?笑

てな訳で、日本画のやり方をゆるく説明しました。自分自身、大学の成績が悪く、いまだに慣れないので、説明が間違っていたりするかもしれません。こんな流れでやるんだ~的な感じがなんとなくでも伝わったら嬉しいです。

 

では、また今度!!